【5401】日本製鉄【20年3月期決算】

f:id:gooyan2:20200525200456p:plain

 

・粗鋼生産量で国内首位、世界3位

日新製鋼を吸収したが、結果は呉製鉄所の閉鎖と言う悲劇の結末

・さらには、生存をかけた大改革を発表し、高炉の統廃合を断行

・これまでに見たことないような赤字を叩き出した彼らの目指す姿は、ドメスティックでの独裁者なのだろうか。

・国内の需要家が苦しむか、海外材の流入加速による日本経済圏崩壊か

 

 

【鉄鋼生産最低水準】国内粗鋼生産20年4月【鋼材の動き鈍化】

f:id:gooyan2:20200331201358j:plain

 

・4月の粗鋼生産量は661万7000トン(前年同月比23.5%減)

リーマンショックの09年5月以来、過去11年で最低

・日本製鉄とJFEが高炉の一時休止をしているため5月さらなる減少の見込み

・電炉の東京製鉄は、スクラップ買値を1,000円引き上げており、鋼材の停滞が深刻化していると思われる。

 

 

【下方修正】トヨタ8月の生産計画と既報修正【20年5月発表値】 

f:id:gooyan2:20200330202709j:plain

 

トヨタは8月の国内完成車生産計画と6月、7月の修正を発表

・8月は日当たり11,000台強

・6月は前回計画比12%減、7月は5%減少に修正

 

~発表値まとめ~

 ●20年8月 1,1000台強 (5月発表値)

 ●20年7月 10,000台強 (4月発表値) →9,500台 (5月修正値)

 ●20年6月 8,000台 (4月発表値) →7,000台 (5月修正値)

 ●20年5月 8,000台 (4月発表値)

 

 

 

3月末の国内鉄鋼在庫が減少のニュース さらなるコロナの影響

f:id:gooyan2:20200330183223j:plain

 

・3月末の国内薄板在庫が判明した。

・メーカー、問屋、コイルセンター(CC)合計は、439万1000トンとなった。

・これは、前月比2.2%減 97,000トン減である。

・現在、多くの鉄鋼メーカーが減産、原材料メーカーの鉄鋼石、原料炭の減産、一方で需要回復を果たした中国での需要増加を受け、鉄鋼価格の上昇が予測される。

 

 

国内の粗鋼生産からみる今後

f:id:gooyan2:20200523131230p:plain

 

・国内の鉄鋼需要は2019年下期から減少している。

・国内20年3月期では、コロナショックの影響は未到来である。

・自動車各社が減産、休止を発表しており、リーマンショックの水準を超えるか、回復が長引くか、今後に注目。

 

f:id:gooyan2:20200523132044p:plain

 

 

 

中国の鉄スクラップ4週連続値上げ

f:id:gooyan2:20200331201358j:plain

 

・中国の鉄スクラップ価格上昇

・上昇幅は、約1ヶ月で合計トン3000円

・粗鋼生産が急増し、原料需要が高まっていることが原因

・販売単価の上昇幅が小さく、一部電炉では赤字が発生