2020-01-01から1年間の記事一覧

【20年6月】LMEニッケル

・ニッケル供給が絞られるなか、経済再開が広がりつつある。 ・ニッケルのメインの用途はステンレス鋼板 ・ニッケルの価格上昇は,経済再開を阻害する要因になりうる ・供給面の動向に注視したい

【20年4月】国内普通鋼受注がリーマン影響超え【貴重な体験】

・20年4月の国内向け普通鋼材受注がリーマンを超えた。 ・20年4月受注は263万トンと09年3月の265万トンを下回った。 ・消費増税、オリンピック延期、緊急事態宣言による消費の減少の影響 ・リーマンとの差は、購買、製造共に停滞したこと。 ・サプライチェー…

【緊急】POSCO火災

・POSCOのステンレス製造ラインで火災 ・出火元は、改修中の焼鈍酸洗ライン ・足元の生産への影響はない ・需要が戻りつつある中、影響が出る可能性が残る

【20年6月】LME銅

・3月下旬以降続伸してきた銅価の伸びに陰り ・5500を割り込むか ・割り込む場合、株価2番底の警戒シグナル ・米国のコロナ新規感染者数増加と金融政策のバランスを注視

【政府主導】中国は電炉転換【鉄鋼原料の価格下落?】

・中国政府は鉄鋼製造について高炉法から電炉法へのシフトを加速 ・発生が増える鉄スクラップの循環と大気汚染防止、鉄鉱石の輸入削減を目指す ・政府主導で電炉基地を建設し、鉄スクラップの輸入規制緩和を行う ・今後の鉄鋼原料の価格下落につながるか

【鉄鋼生産最低水準】世界粗鋼生産20年4月【中国のみ増加】

・64カ国の粗鋼生産は1億3709万8000トン(前月比6.9%減) ・中国は2カ月連続で増 ・中国以外は3カ月連続で減

【5401】日本製鉄【20年3月期決算】

・粗鋼生産量で国内首位、世界3位 ・日新製鋼を吸収したが、結果は呉製鉄所の閉鎖と言う悲劇の結末 ・さらには、生存をかけた大改革を発表し、高炉の統廃合を断行 ・これまでに見たことないような赤字を叩き出した彼らの目指す姿は、ドメスティックでの独裁…

【鉄鋼生産最低水準】国内粗鋼生産20年4月【鋼材の動き鈍化】

・4月の粗鋼生産量は661万7000トン(前年同月比23.5%減) ・リーマンショックの09年5月以来、過去11年で最低 ・日本製鉄とJFEが高炉の一時休止をしているため5月さらなる減少の見込み ・電炉の東京製鉄は、スクラップ買値を1,000円引き上げており、鋼材の停滞…

【下方修正】トヨタ8月の生産計画と既報修正【20年5月発表値】 

・トヨタは8月の国内完成車生産計画と6月、7月の修正を発表 ・8月は日当たり11,000台強 ・6月は前回計画比12%減、7月は5%減少に修正 ~発表値まとめ~ ●20年8月 1,1000台強 (5月発表値) ●20年7月 10,000台強 (4月発表値) →9,500台 (5月修正値) ●20年6月 8,…

3月末の国内鉄鋼在庫が減少のニュース さらなるコロナの影響

・3月末の国内薄板在庫が判明した。 ・メーカー、問屋、コイルセンター(CC)合計は、439万1000トンとなった。 ・これは、前月比2.2%減 97,000トン減である。 ・現在、多くの鉄鋼メーカーが減産、原材料メーカーの鉄鋼石、原料炭の減産、一方で需要回復を果た…

国内の粗鋼生産からみる今後

・国内の鉄鋼需要は2019年下期から減少している。 ・国内20年3月期では、コロナショックの影響は未到来である。 ・自動車各社が減産、休止を発表しており、リーマンショックの水準を超えるか、回復が長引くか、今後に注目。

国内 銅・亜鉛建値値上げ

・JX金属は、5月積み銅建値をトン1万円引き上げ61万円に改定 ・海外銅相場が反発したため ・三井金属は、5月積み亜鉛建値をトン6000円引き上げ27万1000円に改定

中国の鉄スクラップ4週連続値上げ

・中国の鉄スクラップ価格上昇 ・上昇幅は、約1ヶ月で合計トン3000円 ・粗鋼生産が急増し、原料需要が高まっていることが原因 ・販売単価の上昇幅が小さく、一部電炉では赤字が発生

鉄鉱石の生産状況

・リオ・ティント(英資源大手)の1-3月の鉄鉱石生産実績は66,787千トン ・前ターム比6.4%減だが、前年同期比で0・3%増 ・BHP(豪資源大手)の1-3月の鉄鉱石の持ち分生産は6003万トン ・前ターム比0.6%減 ・原料炭は922万2000トン(前ターム比15.6%減) ・…

トヨタ6月も減産 国内計画比4割減

・トヨタ自動車が、6月の生産調整を発表 ・国内完成車工場で4日間の非稼働日を設定 ・さらに、7工場で最大7日の停止も検討 ・国内計画比40%、グルーバル生産では30%の減産

コロナでエアコン需要増の期待

・空調分野では家庭用エアコン需要が期待 ・外出自粛やテレワークにより、夏場にかけて在宅時間が増えることが予想 ・エアコンの室内機には約1kg、室外機には約1.5kgの銅が使われる。

伸銅品生産量16カ月連続減少

・日本伸銅協会の生産速報によると、伸銅品生産量は6万1480トンと前年同月比9%減 ・生産量減は16カ月連続 ・主要品種で増加したのは青銅板条のみ ・銅条と黄銅条はいずれも1割以上減 ・黄銅棒は昨年8月以来の1万4000トン割れ ・4月以降は悪化傾向が一段と加…

中国鉄鋼企業 第1四半期決算

・中国の上場鉄鋼企業の1~3月期業績は、多くが大幅な減益 ・宝山鋼鉄の純利益は、230億円強と前年同期比43・6%減 ・新型コロナウイルスの影響で販売量が減った一方で原料コスト増が影響

中国鉄筋用棒鋼の生産量増

・中国で鉄筋用棒鋼の生産量が急増 ・収益を取り戻そうと4月に稼働率を上げ、生産増目指す ・中国最大鉄鋼品種の鉄筋棒鋼の需給と市況が崩れれば国内外の鋼材市況下がる

電炉減産でスクラップ不足

・関東地区で鉄スクラップが不足 ・鋼材需要の落ち込みなどから関東地区電炉メーカーは減産基調 ・輸出向けの船積み量は高水準で推移 ・輸出向けのヘビースクラップが不足している

マグネシウム下落→下落の見込み

・4月に4年1カ月ぶりの安値水準に沈んだ中国産マグネシウム相場 ・一段安への警戒感が強まっている ・相場下落に対応するため、大手マグネ工場は「値崩れ防止」の協調減産を開始 ・減産効果よりも、需要のさらなる減退のほうが大きいとみられる ・マグネ生産…

日立金属で検査不正

・日立金属やその子会社で製造する特殊鋼製品と磁性材料製品で検査不正 ・顧客に提出する検査成績書に不適切な数値の記載が判明 ・検査で不適切な行為があったのは特殊鋼製品、フェライト磁石、希土類磁石 ・焼入帯鋼、特殊鋼線材など特殊鋼製品は、自動車部…

韓国POSCO1-3月決算 連結営業益増

・韓国POSCOが1-3月決算を発表 ・鉄鋼事業の連結営業利益は、337億円 昨年10-12月比37%増 ・原料安で増益 ・一方、海外事業は2四半期連続の赤字 ・世界的な需要減退を受け、市場環境に応じて生産調整も検討する考え ・粗鋼需要の減退に対しては鉄スクラップ…

トヨタ自動車の7月生産計画

・トヨタ自動車が7月の一日あたりの生産台数を発表 ・20年7月 10,000台強 ・20年6月 8,000台 (既報) ・20年5月 8,000台 (既報)

建築需要混迷 材料業界暗転

・国が緊急事態宣言を全国に拡大したことで、建設用鋼材へ影響 ・大林組、鹿島建設、大成建設、清水建設などスーパーゼネコンが原則工事中止を発表 ・準大手や中堅ゼネコン、ハウスメーカートップの大和ハウス工業も続く ・オリンピック後の施設リフォームや…

マツダ生産調整 断腸で延長

・マツダは国内2工場の生産調整の延長を発表 ・当初は5月月初の再開を目指したが、同月29日まで調整を続ける ・販売店の営業休止も、完成車のダブつきに拍車をかける

日鉄ステンレス社 フェロクロム価格値上げ合意

・日鉄ステンレスは、4-6月積みフェロクロム11.9%上げで合意 ・日鉄ステンレスは、国内最大手のステンレスメーカー ・値上げは四半期ぶり ・需要減の一方、南アなど主要生産国の封鎖で供給も減 ・安定供給のため、妥協したかっこう

フェロクロム価格(欧州向け) 20年4~6月 13%高

・南アのメラフェ社は欧州向けフォロクロム4-6月価格を発表 ・交渉の結果、1-3月比12.9%高 4半期ぶりの値上げ ・主要とのステンレスが減産だが、南アやインドの封鎖で供給不足局面

LME銅 一転下落

・今年からのLME銅の推移 ・4月に入り上昇基調だったが一転下落 ・市場停滞感はあるものの、原油と違い保管が容易であり、 大手鉱山も減産しているため大きな問題にはならないとの見通し ・5,500ドル超えるまでは、暫く推移を見守りたい