鉄鋼用語 「店売り」と「ヒモ付き」

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・鉄鋼の取引形態は、大きく2種類 「店売り」と「ヒモ付き」

 

ヒモ付きは、売り先が特定ユーザーに決まっている商売

 注文内容(価格、数量、品質など)が鉄鋼メーカーに伝わっている

 契約のためには、ある程度の量必要だが、メーカー同士が直接、個別に協議できる。

 

店売りは、売り先が決まっていない商売

 つまり、鉄鋼メーカーが向け先を決めず、商社や問屋に売切る商売

 鉄鋼メーカーは量を販売でき、商社や問屋は安く鋼材を仕入れることができる

 商社や問屋の営業力が発揮される一方、買い手が付かないリスクもある

 そのため問屋間でものを融通し合う、仲間売りと呼ばれる取引もある

 

・それらの中間の商売が、準ヒモ付き

 準ヒモ付きは最近使われだした言葉で、店売りだが、ユーザーが明確にされ、

 鉄鋼メーカーも認知した上で、製造されるときに使われる。